落とし物は想像力を刺激する

生垣の下に焦茶色のふさふさした塊が挟まっていたので、マウスか?いやあの大きさはラットか?などと思いながら駆け寄ったら、耳あてだった。拍子抜けだ。

最近急に寒くなったもんなー。耳あてつけるほどではないと思うけどね。

落とし主も、耳あてつけるほどではないと思って鞄にしまおうとしたときに落としたのかもしれない。だってつけてる間に落として気がつかないなんてこと、あるだろうか。自分の耳が冷たくなっても気がつかないくらいのぼんやりさんか。もしくはあの見た目に反して、つけていることを忘れるほどの軽量設計、通気性抜群の伊達耳あてか。あるいは、、、

拡散する思考に身を任せているといつの間にか家に着いていて、机に向かっていて、こんなどうでもいい文章を書いていた。あの耳あてを落としたのは自分みたいな人間かもしれない。課題は進まない。